いやー気持ち悪い!誰か(第三者)が私の登録商標を調べてるみたい…。えっ?あなたも自分の登録商標の審査記録に「ファイル記録事項の閲覧(縦覧)請求書」って記載されてる?では、誰が調べているか?気になりますね!
では、調べ方!弁理士に頼まず、自分でやるやり方です。インターネットを使ってオンラインでやります。特許庁のインターネット出願ソフトをダウンロード。そして、特許庁での識別番号を取得し、自分のマイナンバーカードがある事が大前提!
①電子現金納付で1000円ペイジー
まず、ダウンロードしたインターネット出願ソフトにマイナンバーカードをNFCをかざしログイン。補助のタグから電子現金納付を選び、識別番号が登録されている事を確認して、納付番号取得をクリック。取得した電子納付番号を、インターネットバンキングのペイジーで支払う。支払いが完了したら、オンライン請求の書類を作ります。このやり方は特許庁の電子現金納付方法の説明書をご覧ください。ちなみに識別番号の名義人ではない銀行口座からでもペイジーによる支払いができるようです。こちらの電子現金納付(補足)に記載あり。
②ひな型をダウンロード
こちらから、商標関連のひな型をダウンロードして、書類を作成します。請求(証明/閲覧請求書類)→商標→E430_ファイル記録事項記載書類の交付請求書(予納)をwordで開きます。書類名は『ファイル記録事項記載書類の交付請求書』です。気をつけて「ファイル記録事項の閲覧(縦覧)請求書」ではないですよ!で、この書類は予納用になっているので、記入内容を変更します。
③『ファイル記録事項記載書類の交付請求書』の書き方
ひな型データ内の記載を変更する箇所は、【出願番号】【識別番号】【氏名又は名称】【電話番号】【連絡先】です。まず、こちらの情報を正確に記入してください。特許庁の「ファイル記録事項記載書類の交付請求書」記入例はこちらから。
次は【交付に係る書類名】の右記載の“全部”→”令和○年○月○日提出のファイル記録事項の閲覧(縦覧)請求書”に記載を変更。”全部”にしてしまいますと、出願時の情報しかもらえないので注意してください。※あまりインターネット上に情報がなかったので、大変でした。私は一度間違えて”全部”で請求してしまいました…(難しい)。特許庁の【交付に係る書類名】記載例はこちらから。
そして【予納台帳番号】の列を削除し、【納付金額】→【納付番号】に記載を変更し、右に電子現金納付の際に取得したペイジーの納付番号を記載します。ここの箇所も重要!あまりインターネット上に情報がなかったので、大変でした。
ひな型は”予納タイプ”になっているので、このように”電子現金納付”に対応した書類に変更しないと特許庁側が受付してくれません。
④オンライン請求してみよう!
wordで『ファイル記録事項記載書類の交付請求書』が作れたら、htmlファイルで保存します。
インターネット出願ソフトの”請求”を開き、”送信ファイル”を選んだら、”文書入力”をクリックし先程の『ファイル記録事項記載書類の交付請求書』を選びます。書類がOKだったりNGだったりをこのソフトが審査してくれるので、”入力チェック結果”で「○正常」でしたら、”送信ファイル”を選び”オンライン請求”をクリック。特許庁にデータが送信されます。その後、”受理済”をチェックします。「オンライン請求」詳しいやり方は特許庁の説明書をご覧ください。
⑤特許庁からの郵送を待つ!
特許庁からの郵送を待ちます…。そして「キタ〜!」待ちに待った、誰か(第三者)さんが見た「ファイル記録事項の閲覧請求書」の内容が届きました!
誰?誰なん?こそこそのぞきに来たのは「誰なん?」なるほど!誰が見に来たのか分かりました!「〇〇〇〇特許事務所の〇〇さん(第三者)」でした。
おそらく、私の登録商標を調査目的で、この「〇〇〇〇特許事務所の〇〇さん(第三者)」が「ファイル記録事項の閲覧(縦覧)請求書」を特許庁に申請したのでしょう。私も深掘りして、取引先や関係者から詳しい情報を聞きましたが、何やら私の登録商標に興味があるようで調べたようです…。
で、特許庁からの書類は、1週間以内には届きます。書類が間違ってたら、特許庁から電話くるので、また頑張りましょう!
さてさて、あなたの登録商標を「ファイル記録事項の閲覧(縦覧)請求書」で調べているのは誰なのでしょうか?『ファイル記録事項記載書類の交付請求書』の書類を作成して、調べてみましょうね!
では『ファイル記録事項記載書類の交付請求書』お疲れ様でした。